英国の「セントレジャー」に相当る三冠レースの最後に当たる秋のＧ１レース。
秋に行われる唯一のクラシックレース。三冠レースの中でも「最強の馬が勝つ」と云われている。

夏にはまだ条件馬だったのは昭和４４年の「アカネテンリュウ」、淀にムーティエの喉なりがひびいた昭和４５年の
「ダテテンリュウ」、常識破りの３角からの逃げ切りは昭和４６年の「ニホンピロムーテー」、測ったようにハナ差だけ
差したのは昭和４８年の「タケホープ」、マイラー血統を克服したのは昭和４９年の「キタノカチドキ」、テンポイントが
今度は勝ったと思ったら内にいました緑の頭巾は昭和５１年の「グリーングラス」、親子どんぶりの菊花賞は昭和５４年の「ハシハーミット」、シンザン産駒が制した昭和５６年の「ミナガワマンナ」、大地を鳴らして三冠達成は昭和５８年の
「ミスターシービー」、２年連続の三冠馬は昭和５９年の「シンボリルドルフ」、菊の季節に桜が満開の名セリフで有名な
昭和６２年の「サクラスターオー」、武豊のクラシック初制覇は昭和６３年の「スーパークリーク」、ブルボンの夢を砕いた東のステイヤーは平成４年の「ライスシャワー」、史上５頭目の三冠馬は平成６年の「ナリタブライアン」、３３秒台の
驚異の末脚は平成８年の「ダンスインザダーク」。

幻の菊花賞馬：私の場合は昭和４５年のタニノムーティエです。谷水式のハードトレーニングで鍛えられた馬体はその年のほとんどの重賞をさらい菊も確実と思われてました。でも喉なりの為実力を発揮できずに敗れさりました。３コーナーから４コーナーへかけて大外を上がって行ったのでそれをタニノムーティエコースと言われました。
菊花賞でも同じように外を上がって行ったのですが・・・・喉なりのため・・・。
それでもファンは前日売りで１番人気に支持していたのでした。